風景が僕をためしている(歌詞)

「あんまり遠くの方へ 行ってはいけませんよ」
「帰る道をきっと間違えてしまうから」
僕は言いつけを守った

鏡の前に立って右手を上げた
左手の逆さの国

同じ本を読んでみた 引き込まれるのはなぜだ
同じ道を歩いて行くのは 小さなためらいばかりが
心に強く生まれてしまうのに


いつしか広い道へ 出るようになった
角があれば好きに曲がるようになった
僕は選ぶようになった

ゆるりと見上げる登り坂がある
陽気な勇気ちからで

ここを越えたところに いつだった何かがある
たとえ痛みが待っていようとも 空に近づいてゆける
心の街が見られるはずだから


風に追われた 風に押された
風景が僕をためしている

ここを越えたところに いつだって何かがある
たとえ痛みが待っていようとも 空に近づいてゆける
心の街が見られるはずだから

 

作詞 ASKA